以前と今、ライターになって変わったこと・気付いたこと

新人ライター奮闘記とは

hitch編集部のリソース不足を補うべく、半年前に本格的にライターとして活動を始めた5人が、”ライターの実態”を連載する企画。

 

新人ライター奮闘記 第一章

テーマ:ライターになって変わったこと・気づいたこと・感じたこと(1/5)

以前と今、ライターになって変わったこと・気付いたこと

こんにちは。駆けだしライターのMutuです。今回は「ライターになって変わったこと」というテーマで記事を書くことになりました。しかし、ライターになって自分の人生の何が変わったか、改まって考えてみると意外と何も思いつきません! すぐにパッと頭に浮かんだのは「目と肩の疲労蓄積が凄い」ということでしたが、流石にこれを大真面目に語るのはアウトな気がします。

色々考えた末、前職と比べての変化なら書けるかもしれないと思い立ちました。自分の前職は編集プロダクション。そう、ライターにとって最大の味方であるとともに、最大の敵といっても過言ではない編集プロダクションです。編集プロダクションからライターに転職して気がついたことはあったか、考えだしてみるとまるで湯水が湧くかの如く、どんどん出てきました!

 

指示書がしっかりしてないと、記事は書けない!

編集プロダクションでは主に発注作業を担当していました。発注作業とは、主にライター・カメラマンのアサイン及び細かな指示出しを差します。ライターはクライアントと直接やりとりをしないので、自分の指示出しが文字通り生命線。しかし、今じっくり振り返ってみると、自分の作った指示書は酷かったですね。大まかな概要だけ伝えて、後は頼んだ! という感じでした。

プロのライターならこれくらいで書けるだろう、むしろ書いてくれないと困ると思っていましたが、今の自分が当時の指示書を見たら「こんな指示で書けるか!」と荒れ狂い、編集者の自分に罵詈雑言を浴びせているだろうことは想像に難くありません。当時自分が依頼をかけていたライターたちは、非常に能力が高く、なおかついい加減な指示書にも文句を言わない、聖人のような人たちだったのです。それが分かっただけでも、ライターになった甲斐があります。

 

参考サイトはちゃんと考えて

取材であれば話は別ですが、基本的にWebライターが記事執筆をする際は参考サイトが不可欠です。が、「いやこんなの参考にならないわ」という参考サイトが依頼主から平然と送られてくることがあるのも事実。実際、タイトルと概要だけざっと見て「これ参考になりそうだ」とサイトの内容をろくに見ず参考サイトとする発注主は多くいます。自分がそうでした。自分の周りもそうでした。殴られても文句は言えませんね。

参考サイトが参考にならなければ、当然ライターが自分で参考になりそうなものを探すしかありません。それは無駄な労力になるだけでなく、ライターが探したサイトによっては発注主の意図する方向性からずれてしまう恐れがあります。参考サイトは非常に重要なのだという点は、ライターになってはっきりと思い知りました。

 

画像は“ついで”ではない

編集プロダクションで働いていた頃、ライターへの発注時、それまでは受諾する雰囲気を出しておきながら、画像選定があると聞いた途端に難色を示すライターがいました。もちろん画像選定によって報酬を追加で出しますといっても、首を縦に振ってくれず困ったものです。

しかし、ライターになってみて分かりました。「画像選定、面倒臭い」と。特にフリー素材から探そうとすると、なかなかぴったりのものなどなく、加えて「外国人はだめ」「アジア系はやめろ」「そのサイトの写真はNG」など、クライアントからの注文が多ければ多いほど「じゃあ自分で探せや」とつい文句の1つも言いたくなるもの。これはとても“ついで”にやるものではなく、追加報酬があるのも当然だな、といまさらながらに納得しました。

 

まとめ

ライターになってみて1番理解したことは「編プロ時代の自分、ダメ過ぎ」ということです。当時一緒に仕事をしていたライターの方々には大変申し訳なく思っています。すみませんでした。そして、今後関わっていくであろう編集者の中に、自分のような人物がいないことを今から願ってやみません。

 

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Mutu
生まれは東京、育ちは埼玉の27歳。文章を書く仕事がしたいという漠然とした思いから、編集プロダクションなどを経由して今のWebライターに辿りつく。スポーツや歴史が好きなため、いつかはそういう記事が書きたいと願いながら文章修業の日々。休日は引きこもりがちで、20代の貴重な時間を浪費しているともっぱらの評判である。

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